三都ものがたり その四 ~室生寺編~ [遠くへ行きたい]
※前回までのあらすじ・・・まぐわさの尊敬する師匠天鳥船さんとたまははさんと3人で奈良をドライブ。飛鳥の石舞台、長谷寺とまわって来て、いよいよまぐわさの一番好きな室生寺に到着したのであった。(端折り過ぎ?)
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大好きな室生寺に到着し、少々テンション高めのまぐわさでしたが、師匠にカメラ交換しようと言われ、
またまた緊張のビックウェ~ブに飲み込まれそうになりました。ものすごくカメラを大切にしてるのを
知ってるので、落としたらどうしよう・・・、あの心臓破りの階段を転げ落ちたらどうしよう・・・など、
マイナスイメージばかりが頭の中を駆け巡りました。しかも、使い方が全然分らな~い!
その前に畏れ多いでしょ!
でも、そこで格好付けたがりの別人格が現れて、
天『レンズ換えましょうか?』 ま『大丈夫!』
天『設定変えましょうか?』 ま『自分で触るから大丈夫!』
天『DPPでRAW編集できないですよ』 ま『(ゲッ)なんとかなるから大丈夫!』
・・・とまぁ、言い切って撮りはじめましたよ。
最初の方はシャッター押すだけで、撮れた様な顔してましたが、そのうち、さりげなくF値はどうやって変えるのかしら~、ピントはどうやって合わせるのかしら~など超基本的なことを小出しに教えてもらい、
でも、撮った写真の確認などはその場でしていませんでした。さて、その結果は・・・
以下、α sweet digital + ミノルタ AF 24mm F2.8 使用です。
少しずつ紅葉が始まっているようです。
赤と青の仁王様に守られた『仁王門』 紅葉していると、まさに素晴らしい絵画を見ているような
錯覚を起こす門です。まぁ緑でも朱色が映えてこれはこれで美しいと思いますが・・・
これはなんとなく撮った池ですが、編集していてびっくりした写真! なんて緑が濃いの~!
カメラやレンズによってやはり違いがあるのですね。
灌頂堂(鎌倉時代・国宝)
古いお堂と緑のもみじがとても良く似合います! ここで何枚撮ったことか・・・
少々登りにくい石の階段を登っていくと、次々とお堂や塔が現われます。
この五重塔は平成十年に修復されたものなので、ちょっと浮いていますが、きっと100年くらいで
回りに馴染むのでしょうね。
さて、本格的に奥の院目指して登りますか~!エイエイオー!
こんな階段をひたすら登ります。 最初は途中でこんなコケなんて撮る余裕もあったり・・・
ふと横を見ると遥かしたの方に街が見えます。 タブーは後を振り返ること・・・でもやってしまい
ました。ひぇ~コワ~い!
しかも、前日からの筋肉痛もかなり出てきて足腰が限界です。息も上がってきました。
いくら登っても登っても見えてこない奥の院。
たまははさんはもう上に着いちゃったかな・・・
またまたイメージ図
『もう・・・あかん』
最後の方はもう写真を撮ることも出来ず、ひたすら前の階段だけを見つめて登りました。
そうしたら・・・
奥の院横の展望台の土台です。建てた職人さんはこれをどうやって運んできたんだろう・・・
昔は階段も整備されて無かっただろうな。
は~い到着!
展望台でわたし達を出迎えてくれたのは・・・
ご神体! なんとかお顔を撮りたくて追いかけましたが逃げられてしまいました。
展望台から見下ろすと小さく道路や家が見えます。 しばらく休憩してから同じ道を通って下山です。
またあの急な階段を降りるのか・・・
ここでカメラを交換して元通りの持ち主へ。
ここからは EOS kiss N + TAMRON28-75
灯篭に手を突っ込んで撮った写真。ちょっと遊んでみました。ノーファインダーです。
古い木造のお堂背景に緑の葉っぱを重ねてみました。
最初に撮った池です。違いがかなりありますね。
苔むした萱葺屋根に写る夕日・・・
室生寺を出たところにある太鼓橋で見つけたトンボくん。 夕日とトンボを重ねようと思ったけど、
なかなか上手く行きません。 そうしたら、横で師匠も同じようなショット狙ってました。(笑)
さて、ここから奈良駅まで戻り、急いで京都に行かなくてはなりません。
なぜ3人は急いでいるのでしょうか・・・つづく
三都ものがたり その壱 ~神戸編~
三都ものがたり その弐 ~京都の夜編~
三都ものがたり その参 ~奈良飛鳥・長谷寺編~